山下達郎さんのベストアルバム「OPUS ~ALL TIME BEST 1975-2012」が本日発売!!!
達郎さんが「シュガーベイブ」のメンバーとしてデビューした1975年~翌年にソロ・デビューして今年で35年になるそうです。
その間…日本のミュージック・ビジネスやそれを取り巻くマーケットは激変してきましたが、一貫して上質の「音楽」を世に送り出し続けている稀有な存在ですね。
前述の「シュガーベイブ」時代~RCA時代~MOON/ワーナー時代と年代順にご本人が選曲した49曲+初回盤ボーナストラックとして6曲=計55曲のまさに珠玉の「ベストアルバム」です。
昨日からずっ~と聴き続けていて改めて感じるのは、どの楽曲も本当に丁寧に創られているというコト…まだデジタル技術が確立されていないアナログ機器の時代からデジタル黎明期を経て現在に至るのですが、詞/曲/アレンジ/演奏/録音とその時代ごとに最良のモノに徹底してこだわりぬいている…この変わらぬクオリティの高さはまさに「職人」の仕事ですね。
「音楽」をダウンロードして聴き流すのが現代のスタイルかもしれません。「握手券」が目当てのビジネス・モデルもあります。アジア圏のPOPSアイドルだって悪くはありません。
それらを否定するつもりはありませんが、派手なメディアへの露出もせず~現役としてコツコツと上質の「音楽」を創り続け、世に送出し続けている…こうしたアーティストがいるだけで救われる気がします。
匠の技は…日本の「宝」です。